「宇宙食は本当に美味しいの?」「せっかく買うなら、美味しい宇宙食を選びたい」と気になっている人も多いのではないでしょうか。現在はレトルトカレーやおにぎり、うなぎ、鯖缶から、フリーズドライのたこ焼きやアイスまで幅広い商品があります。
ただし、店頭や通販で「宇宙食」として販売されている商品が、すべて宇宙飛行士向けに開発されたものとは限りません。本記事では、JAXAの宇宙日本食、実際の宇宙搭載実績、地上で購入できる商品の味や食感、食べやすさを踏まえて、美味しさを重視した宇宙食ランキングを紹介します。
宇宙食の美味しいランキング8選!迷ったらスペースカレーがおすすめ

美味しい宇宙食を選ぶなら、単に珍しいものよりも「普段食べている料理に近い味」「宇宙食ならではの工夫」「食感の楽しさ」をバランスよく見るのがおすすめです。
以下のランキングはJAXAやメーカーが発表している商品仕様、宇宙への搭載実績、2026年9月時点で購入できる商品、味の特徴などをもとに総合的に順位を付けています。JAXAが美味しさの順位を公式発表しているわけではないため、順位は購入時の選びやすさを重視したものです。
| 順位 | 宇宙食 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 1位 | スペースカレー | スパイス感のある本格ビーフカレー | 初めて宇宙食を食べる人 |
| 2位 | 若狭宇宙鯖缶 | 甘辛い醤油味の鯖 | 普通の食事として美味しく食べたい人 |
| 3位 | スペースうなぎ | 国産うなぎを使った蒲焼 | 特別感を重視したい人 |
| 4位 | 宇宙おにぎり 鮭 | 水やお湯で戻す鮭おにぎり | 宇宙食らしい調理を体験したい人 |
| 5位 | 宇宙日本食 やきとり | 普段の缶詰に近い安心感のある味 | 失敗しにくい味を選びたい人 |
| 6位 | フリーズドライたこ焼き | カリカリ・サクサクの不思議な食感 | 宇宙食らしい体験を楽しみたい人 |
| 7位 | スペースアイスクリーム | 常温なのにアイス風味 | 子どもやスイーツ好き |
| 8位 | 宇宙食 羊羹 | 普通のお菓子に近く食べやすい | 甘いものが好きな人 |
1位:スペースカレー|普通に美味しい宇宙食を選ぶなら最有力
初めて宇宙食を購入するなら、最もおすすめしやすいのがハウス食品の「スペースカレー」です。国際宇宙ステーションで食べるために開発されたレトルトビーフカレーを地上でも楽しめます。
ハウス食品によると、市販されているスペースカレーは宇宙日本食として開発されたビーフカレーと製法・味・内容物が同じで、異なるのはパウチです。単なる「宇宙をイメージしたカレー」ではない点が大きな魅力といえます。
味は一般的なレトルトカレーよりスパイスを感じやすい設計です。ウコンは同社通常品の1.7倍強とされ、きのこや牛肉も入っています。宇宙食という珍しさだけに頼らず、一つのカレーとして楽しみやすいことから1位としました。
2026年9月時点ではJAXA宇宙センターミュージアムショップ「UNiBO」で税込610円で販売されています。ライスは付属しないため、自宅で食べる場合はご飯を用意するとよいでしょう。商品の詳しい仕様はハウス食品のスペースカレー公式ページでも確認できます。
2位:若狭宇宙鯖缶|宇宙食と知らずに食べても美味しい和食系
「宇宙食だから美味しい」ではなく、普通のおかずとして美味しいものを探しているなら若狭宇宙鯖缶が有力です。もとになったサバ醤油味付け缶詰は、福井県立若狭高等学校海洋科学科の生徒が研究を引き継ぎながら12年かけて開発し、宇宙日本食としてJAXAに認証されました。
宇宙用のサバ醤油味付け缶詰は2020年に野口聡一宇宙飛行士のミッションにも搭載されています。さらに2025年6月には、大西卓哉宇宙飛行士のISS長期滞在中に撮影された同食品の写真もJAXAデジタルアーカイブで公開されています。
現在販売されている「若狭宇宙鯖缶」は、宇宙で使用された製品そのものをそのまま一般販売しているというより、地元企業の協力によって地上向けにリニューアルされた商品です。鯖を醤油と砂糖で甘辛く仕上げた和食らしい味なので、ご飯との相性を重視するならスペースカレー以上に好みという人もいるでしょう。
3位:スペースうなぎ|宇宙食とは思えない豪華さが魅力
宇宙食に特別感を求めるなら「スペースうなぎ(うなぎ蒲焼)」が目を引きます。JAXAの宇宙日本食として正式に認証されている商品で、国産うなぎを使用しています。
製造元の観光荘は、うなぎを蒸さずに香ばしく焼き、甘めのタレで仕上げています。宇宙空間で扱いやすいよう、袋を開けてそのまま食べられるのも特徴です。JAXAの公開情報では1包50g、184.5kcalとなっています。
2026年9月時点のUNiBO販売価格は税込2,180円で、今回紹介する商品の中では高価です。そのためコストパフォーマンスだけならカレーやおにぎりに劣りますが、「宇宙でうなぎを食べる」という意外性と料理としての満足感は非常に高い商品です。宇宙好きへのプレゼントにも向いています。
4位:宇宙おにぎり 鮭|作る工程まで楽しめる宇宙日本食
宇宙食らしい体験と日本人になじみ深い味を両立できるのが「宇宙おにぎり 鮭」です。尾西食品のアルファ米を使用したおにぎりで、JAXAの宇宙日本食として認証されています。
乾燥状態の米にお湯または水を加え、袋の中でおにぎりを作ります。UNiBOで販売されている商品では、お湯なら約15分、水なら約60分で出来上がり、40gの乾燥状態から約104gのおにぎりになります。
レトルトカレーのように温めるだけではなく、乾燥した状態からご飯へ戻っていくところを体験できるため、子どもの自由研究や家族での試食にも適しています。
味についても鮭という慣れた組み合わせなので、変わった食品が苦手な人でも選びやすいでしょう。「美味しさ」と「宇宙食を食べている実感」のバランスでは非常に優秀です。
5位:宇宙日本食のやきとり|地上でもおなじみの味で失敗しにくい
珍しい食感より、確実に食べやすい味を優先したい場合は、やきとりもおすすめです。JAXAではホテイフーズコーポレーションの「ホテイやきとり(たれ味)宇宙用」と「ホテイやきとり(柚子こしょう味)宇宙用」が宇宙日本食として認証されています。
特に注目したいのは、宇宙用だから極端に特殊な味へ変更されているわけではない点です。JAXAの資料では、柚子こしょう味は市販の「ホテイのやきとり缶詰」と同品位と説明されています。
宇宙食と聞くと乾燥食品やチューブ状の食品を想像しがちですが、現在の宇宙食には地上で普段食べる食品に非常に近いものもあります。炭火で焼いた鶏肉の香ばしさを楽しめるため、「変わった味は避けたい」という人に適した選択肢です。
6位:フリーズドライたこ焼き|美味しいというより食感が面白い
宇宙食ならではの驚きを楽しみたいなら、フリーズドライのたこ焼きが面白い商品です。見た目は丸いたこ焼きですが、一般的なたこ焼きのような柔らかさはありません。
UNiBOの商品説明では、少し硬めで、たこ焼き風味のせんべいに近い食感とされています。キャベツやたこ、小麦粉、紅しょうがなどが使われており、味そのものはたこ焼きをイメージできるものの、食感は完全に別物です。
そのため、普通のたこ焼きの美味しさを期待すると違和感があるかもしれません。一方で「こんな食感になるのか」と盛り上がりやすく、複数人で宇宙食を食べ比べる場合には特におすすめです。
7位:スペースアイスクリーム|常温なのにアイスの味がする不思議系
スイーツ系宇宙食の定番がフリーズドライの「スペースアイスクリーム」です。冷凍庫に入っているアイスとは違い、常温で保存してそのまま食べられます。
食感は冷たいアイスクリームとはまったく異なり、最初は乾燥したサクッとした感触があります。それが口の中で溶けるにつれて乳製品の甘さやバニラ風味が広がるため、「味はアイスなのに食感がアイスではない」というギャップを楽しめます。
UNiBOでも定番商品として扱われ、2026年9月時点の価格は税込650円です。大人が食事として満足する商品というより、子どもへのお土産やイベント、友人同士での食べ比べに向いています。
なお、いわゆる「宇宙飛行士のアイスクリーム」は宇宙食の象徴として有名ですが、現在販売されるフリーズドライアイスを「ISSの宇宙飛行士が日常的に食べているもの」と考えるのは適切ではありません。
8位:宇宙食の羊羹|普通のお菓子に近い安心感
甘い宇宙食を選びたいものの、フリーズドライの独特な食感が苦手そうなら羊羹がおすすめです。JAXAでは山崎製パンの小倉羊羹と栗羊羹が宇宙日本食として認証されています。
羊羹はもともと水分が少なく保存性に優れ、包装から出してそのまま食べられるため、宇宙食との相性が良い食品です。栗羊羹の宇宙用製品は1包62g、175kcalとされており、調理も必要ありません。
味や食感が地上のお菓子から大きく変化しないため、宇宙食特有の驚きは少ない反面、美味しさでは失敗しにくいタイプです。「変わったものを無理して食べるより、美味しい宇宙日本食を楽しみたい」という人に向いています。
美味しい宇宙食を選ぶ前に知りたい「宇宙日本食」と市販品の違い

宇宙食選びで最も勘違いしやすいのが、「宇宙食と書いてあれば、すべて宇宙飛行士が食べている」という考え方です。実際には、販売されている宇宙関連食品はいくつかの種類に分かれます。
JAXA認証の「宇宙日本食」がある
JAXAの宇宙日本食は、食品メーカーなどが提案した食品について、JAXAが定める認証基準を満たしているか確認し、基準を満たした場合に認証する制度です。
国際宇宙ステーションに長期滞在する日本人宇宙飛行士が日本食を楽しめるようにすることに加え、長期間の宇宙生活における精神的なストレスの軽減やパフォーマンス維持も目的とされています。
現在の認証食品にはカレーやラーメンだけでなく、うなぎ、鯖、やきとり、柿の種、羊羹、白飯、おにぎり、わかめスープなどがあります。最新の認証一覧はJAXA「宇宙日本食」公式ページで確認できます。
JAXA認証だから必ず宇宙へ行ったとは限らない
ここは特に注意したいところです。宇宙日本食として認証されたことと、実際のミッションで宇宙へ運ばれたことは同じ意味ではありません。
認証は「宇宙食として必要な基準を満たしている」という意味であり、その時々のミッションですべての認証食品が搭載されるわけではありません。実際に何が搭載されるかはミッションごとに異なります。
フリーズドライ商品には地上向けのお土産も多い
たこ焼きやプリン、ケーキ、アイスクリームなど、科学館や宇宙関連ショップで販売されているフリーズドライ食品は非常に人気があります。しかし、これらすべてがJAXA認証の宇宙日本食というわけではありません。
これは商品として価値が低いという意味ではありません。むしろ、水分の多い料理を乾燥させたときの食感の変化が大きいため、宇宙食の雰囲気を楽しむエンターテインメント性では優れています。
本物の宇宙飛行士に近い食体験ならJAXA認証品、驚きや楽しさならフリーズドライのお土産系と分けて選ぶと、購入後の「思っていたものと違った」を減らせます。
宇宙食が美味しく感じられるようにどんな工夫がされている?

現在の宇宙食は、「保存できればよい」という食品ではありません。長期間生活する宇宙飛行士にとって食事は栄養補給だけでなく、楽しみや気分転換にもなるため、味や食感にもさまざまな工夫があります。
スペースカレーはスパイスを効かせた味になっている
代表例がスペースカレーです。ハウス食品は宇宙空間での食事を考慮し、通常の商品よりスパイシーで濃い味になるよう設計しています。
ただし「宇宙では誰でも味覚が弱くなるので、すべての宇宙食を濃くしている」と考えるのは正確ではありません。JAXAの宇宙日本食に関する資料でも、宇宙での味覚や嗅覚の変化には個人差があり、単純に塩分を増やせばよいわけではないとされています。
つまり、スペースカレーの味付けは商品独自の工夫として捉えるのが適切です。濃い味のために塩分を際限なく増やすのではなく、香辛料などを活用して満足感を高めている点がポイントです。
液体や細かな粉が飛び散らないことも重要
地上ではテーブルへ落ちる食べかすも、微小重力環境では空中に浮かんでしまいます。液体や細かな食品が飛散すると、機器へ入り込んだり船内環境へ影響したりする可能性があります。
そのため宇宙日本食では、液体にとろみを付けたり、食品を一口サイズにしたり、袋から直接食べやすくしたりする工夫が見られます。
例えば日清スペースカップヌードルは、スープが飛び散りにくいよう粘度を高め、麺も一本ずつ浮遊しにくい一口大の塊状になっています。宇宙食独特の形は、見た目の面白さだけではなく安全性や食べやすさにも理由があります。
「普段食べている味」に近いことにも意味がある
宇宙食というと未来的な食品を想像しますが、JAXAの認証一覧を見ると、カレー、ラーメン、うなぎ、やきとり、鯖、羊羹、おにぎりなど、日本人が普段から親しんでいる料理が多いことに気づきます。
長期間の宇宙滞在では、珍しい料理であることより「いつもの味を楽しめること」が大切です。JAXAも宇宙日本食の目的として、日本食によって安らぎを感じてもらい、精神的ストレスを和らげることを挙げています。
この点を踏まえると、本当に美味しい宇宙食は奇抜な食品ではなく、地上で美味しい料理を宇宙でも食べられるよう工夫したものという見方もできます。
目的別に選ぶならどの宇宙食が美味しい?

ランキングの順位だけで決めるより、誰がどのような目的で食べるのかを考えたほうが満足しやすくなります。味を最優先する場合と、宇宙食らしい体験を優先する場合ではおすすめが変わります。
| 目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 初めて宇宙食を食べる | スペースカレー | 本格的な味と宇宙食らしさを両立しやすい |
| 普通の食事として美味しく食べたい | 若狭宇宙鯖缶 | ご飯のおかずとして食べやすい |
| 本物感を重視する | スペースうなぎ・宇宙おにぎり | JAXA宇宙日本食として認証されている |
| 子どもと楽しむ | たこ焼き・アイス | 地上との食感の違いがわかりやすい |
| プレゼントにする | スペースうなぎ・スペースカレー | パッケージと料理の特別感がある |
| 防災も意識する | アルファ米系 | 常温保存でき、水でも調理できる商品がある |
大人が味を重視するならカレー・鯖・うなぎ
大人が「ネタではなく本当に美味しい宇宙食」を求めるなら、カレー、鯖、うなぎなど通常の料理として完成度の高い食品を選ぶのがおすすめです。
特にスペースカレーは価格も比較的手頃で、宇宙向けに開発された味を地上で体験できます。和食が好きなら若狭宇宙鯖缶、贈り物などで特別感を出したいならスペースうなぎという選び方がわかりやすいでしょう。
子どもには「味」より変化がわかる商品が楽しい
子どもと宇宙食を楽しむ場合、単純な味の完成度だけではなく「普通の食品と何が違うか」がわかりやすい商品がおすすめです。
フリーズドライたこ焼きなら、柔らかいたこ焼きが硬くサクサクした食品へ変化しています。スペースアイスクリームも、冷たくないのにアイスの風味がするため、食べた瞬間に違いを感じられます。
スペースカレーと普通のレトルトカレーを食べ比べたり、アルファ米のおにぎりが水を吸って戻る様子を観察したりすれば、自由研究にも活用しやすくなります。
甘い宇宙食ならアイスと羊羹で方向性が違う
スイーツ系では、スペースアイスクリームと羊羹のどちらを選ぶかで楽しみ方が大きく変わります。
変わった食感を楽しむならスペースアイスクリームです。反対に、「普通に美味しい甘味が食べたい」という人には羊羹が向いています。
プリン、杏仁豆腐、ストロベリーショートケーキ、チョコレートケーキ、ミルクレープなどのフリーズドライ商品も販売されているため、何種類か用意して食感を比較するのも楽しみ方の一つです。
宇宙食はどこで買える?価格は500~700円前後の商品が中心

宇宙食はスーパーではあまり見かけませんが、JAXA関連施設のミュージアムショップや科学館、宇宙グッズ専門通販などで購入できます。商品によっては一般的な通販サイトで販売されることもあります。
JAXA宇宙センターのミュージアムショップで購入できる
宇宙食をまとめて探しやすいのが、JAXA宇宙センターミュージアムショップ「UNiBO」の通販サイトです。2026年9月時点では、スペースカレー、宇宙おにぎり、スペースうなぎ、若狭宇宙鯖缶、やきとり、羊羹などの宇宙日本食関連商品に加え、フリーズドライスイーツも取り扱われています。
確認時点の価格は、スペースカレーが610円、宇宙おにぎり鮭が520円、若狭宇宙鯖缶が864円、スペースうなぎが2,180円、フリーズドライたこ焼きが650円、バニラのスペースアイスクリームが650円でした。
一般的な宇宙食なら1個500~700円程度を予算の目安にすると選びやすいでしょう。ただし価格、在庫、賞味期限は変更されるため、購入時はUNiBOの宇宙食商品一覧などで最新情報を確認してください。
セットで買うなら種類を分けたほうが楽しめる
複数個購入する場合、似た食品だけを集めるより「レトルト」「アルファ米」「フリーズドライ」「そのまま食べられる食品」を組み合わせるのがおすすめです。
例えばスペースカレー、宇宙おにぎり、たこ焼き、アイスクリームの4種類なら、それぞれ食べ方や食感が大きく異なります。宇宙食の技術の違いも比較できるため、一種類を大量に購入するより宇宙食らしさを楽しみやすくなります。
賞味期限は商品によって大きく違う
「宇宙食なら何年も保存できる」と思われがちですが、市販されている商品の賞味期限はすべて同じではありません。
UNiBOでは多くの商品について賞味期限6か月~1年程度を目安として案内している一方、スペースライスケーキは5年とされています。実際に届く商品の残存期間は購入時期などによっても変わります。
宇宙食の美味しさについてよくある疑問

宇宙食には普通の食品とは違うイメージがあるため、「全部フリーズドライなの?」「NASAのアイスは本当に宇宙で食べるの?」などさまざまな疑問が生まれます。特に勘違いしやすいポイントを整理します。
宇宙食はまずいって本当?
昔の宇宙食にはペースト状や乾燥状態の食品も多く、「宇宙食=味より栄養優先」というイメージが残っています。しかし現在は、地上で食べ慣れた料理を宇宙環境に合わせて改良した商品が数多くあります。
日本の宇宙食だけでもカレー、ラーメン、焼きそば、うなぎ、やきとり、鯖、羊羹、柿の種など種類は豊富です。そのため、現在の宇宙食を一括して「まずい」と考えるのは適切ではありません。
ただし、フリーズドライたこ焼きやアイスなどは地上の商品と食感が大きく異なります。これは味の良し悪しというより、普段の食感を期待するかどうかで評価が分かれやすい部分です。
宇宙食は全部フリーズドライなの?
宇宙食はフリーズドライだけではありません。レトルト食品、アルファ米、缶詰、乾燥食品、そのまま食べられる食品、飲料などさまざまな形式があります。
スペースカレーはレトルト、宇宙おにぎりは乾燥したアルファ米、鯖は缶詰、羊羹はそのまま食べるタイプです。料理に適した保存方法や、宇宙船内での食べやすさによって加工方法が選ばれています。
宇宙では味が薄く感じるから全部濃い味なの?
宇宙滞在中の味覚や嗅覚の変化についてはさまざまな報告がありますが、個人差も大きく、すべての宇宙食が一律に濃い味へ変更されているわけではありません。
スペースカレーは宇宙での味覚反応を考慮してスパイシーで濃い味に設計されていますが、JAXAは宇宙向け食品について単純に塩分を増やすことを推奨していません。
「宇宙食=ものすごく塩辛い食品」ではなく、香辛料、うま味、香り、食感などを使って満足度を高める工夫が行われていると考えるほうが実態に近いでしょう。
一番「本物の宇宙食らしさ」を味わえる商品は?
地上で手軽に購入できる商品の中では、スペースカレーと宇宙おにぎり鮭が選びやすいでしょう。
スペースカレーは、ハウス食品が宇宙日本食として開発したビーフカレーと製法・味・内容物が同じと公式に説明しており、宇宙向けの味を地上で比較的手軽に体験できます。
宇宙おにぎりは、乾燥した状態から水やお湯を加えて戻す工程まで楽しめます。「宇宙飛行士と同じような食品を味わいたい」ならカレー、「宇宙食を作る体験まで楽しみたい」ならおにぎりがおすすめです。
宇宙食の美味しいランキングまとめ|味ならカレー、面白さならたこ焼きやアイス
美味しい宇宙食を初めて購入するなら、最も選びやすいのはスペースカレーです。宇宙向けに開発されたビーフカレーと同じ味や内容物を地上で楽しめ、一般的な料理としての美味しさと宇宙食らしい背景を両立しています。
和食が好きなら若狭宇宙鯖缶やスペースうなぎ、調理体験まで楽しみたいなら宇宙おにぎり鮭がおすすめです。一方、フリーズドライたこ焼きやスペースアイスクリームは、味の完成度だけでなく「普通の食品とまったく違う食感」を楽しむ商品として魅力があります。
宇宙食選びでは、「美味しいものを食べたいのか」「本物の宇宙日本食を体験したいのか」「珍しい食感を楽しみたいのか」を決めることが大切です。味を最優先するならカレー・鯖・うなぎ、宇宙らしい体験を重視するならおにぎり・たこ焼き・アイスを基準に選ぶと、自分に合った宇宙食を見つけやすいでしょう。


